第63回 関東地区高等学校PTA連合会大会 神奈川大会

平成29年7月7日(金)8日(土)
関東地区高等学校PTA連合会 神奈川県立高等学校PTA連合会

第1分科会 「学校教育とPTA」

1部 2部
発表者
群馬県
所属校
群馬県立前橋工業高等学校
役 職
PTA 会長
氏 名
根橋 一雄(ネバシ カズオ)
発表テーマ
「高校教育を支えるPTA 活動」

 続きまして、群馬県立前橋工業高等学校の発表です。

 後半の議長、提案発表者、助言者の方々をご紹介いたします。

 議長は、群馬県立前橋工業高等学校副校長・桒原忠さま。

 提案者は、同校PTA会長・根橋一雄さま。

 パソコン操作は、教諭イリヤマイワオさま。

 助言者は、神奈川県教育局高校教育課グループリーダー兼指導主事・蘇武和成さまです。

 それでは、発表に移らさせていただきます。

 議長の桒原さま、ごあいさつの後、進行をお願いいたします。

桒原:皆さん、こんにちは。

会場:こんにちは。

桒原:本日は、甲子園の地方大会の開会式ということで、本校前橋工業高校校長・髙田勉校長は、開会式に臨んでおります。今、入場行進真っ最中ではないかというふうに思われます。代わって、私、副校長の桒原が議長を務めさせていただきます。

 それでは、これより発表を行います。

根橋:会場の皆さん、こんにちは。

会場:こんにちは。

根橋:群馬県前橋市よりまいりました、群馬県立前橋工業高等学校PTAの根橋でございます。

 昨日、ご講演された羽鳥さんを始めたくさんの方が、この横浜の思い出をお話しされておりました。私も学生時代4年間、この横浜で過ごしました。

 この横浜は大変思い出の深い場所でございます。昼間の山下公園、夜の港の見える丘公園、よく参りました。このみなとみらい地区も、今ではこのように素晴らしくきれいな街になってますけれども、私が学生のころはまだ、もちろんこのような建物はなくて、夜になると暗くて、ちょっと怖い場所だなと思ったのを記憶してございます。

 これから前橋工業の発表をさせていただくんですけれども、実は私、前橋工業のPTA会長を務めるのは2回目でございまして、1度目がことし24歳になる次男のとき。それから今回、4人きょうだいの末っ子の三男が前橋工業でお世話になることになりまして、この2回目でございます。

 小、中、高と4人の子供と一緒にPTAを、お役を引き受けてまいりました。これは、PTAが大好きっていうのもあるんですけど、それだけではなくて、この会場にいらっしゃる皆さんと同じように、自分の子供がかわいくてかわいくて、大好きで大好きで、それだけに余計に心配で心配で、少しでも子供の通っている学校のことを知りたい、少しでも子供の学校での生活、様子を知りたい、いう思いで引き受けてまいりました。

 子供と一緒に歩んできたこのPTA人生でございますけれども、最後の子供が来年、卒業いたします。就職する予定です。ことし、全ての私のPTA人生が完結すると。この締めの年に、この思い出の横浜で、このような発表の機会を頂くと。これも何かのご縁かと思います。万感の思いを胸に精いっぱい発表させていただきます。どうぞよろしくお願いします。

 まず最初に、会場の皆さまに少しお尋ねしたいんですけれども、今まで一度も工業高校にお子様を入れたことがないっていう保護者の方、どのぐらいいらっしゃいますか。

 ああ、やっぱり結構多いですよね。実は私も、工業高校出身ではなくて、普通科の高校を卒業しております。

 工業高校って工業の専門の勉強をするんだろうっていうことぐらいは知っておりましたけれども、実際にはどういう学校なのか、どういう勉強をするのか、よく存じませんでした、子供を入れるまでは。ぜひこの発表を機会に、工業高校に触れたことのない皆さまに、工業高校の技術教育の素晴らしさ、高度な技術教育をぜひ知っていただきたいなと思います。日本の産業界が工業高校の卒業者に、どれだけ期待をしているか。これが少しでも皆さまに伝わればなというふうに思います。

 まず、学校の紹介をさせていただきます。これが学校の全景でございます。

 本校は、群馬県の県庁所在地であります前橋市の東部に位置しておりまして、生徒たちは県内各地から自転車・バスを利用して通学しております。9割以上の生徒は、自宅から、あるいは駅から、何らかの形で自転車を利用して登校しております。

 この風景を見ていただくとおり、学校周辺には、美容や医療系、こういう専門学校、それから産業技術専門学校が建ち並んでおりまして、学園都市を思わせる静かで落ち着いた、恵まれた環境にあります。

 これを見ますと、学園都市というよりも、田園都市というか、田園風景というような感じなんですけども。学校の南側にいろんな専門学校等があります。ちなみに、これは田んぼではありません。フル400メートルのトラックで、この中で陸上競技もラグビーもサッカーもできるという環境でございます。

 この辺に美容の専門学校がありまして。美容の専門学校の生徒さんですから、髪の毛のカットの練習をするのに、その材料を家に持って帰るんですよね。夕方ともなると、かなり、金髪、赤髪、茶髪、そういう色とりどりの生徒さんがお帰りになるんですけども、そのときに、練習用の髪の毛の付いた人形ですか。首だけ上を持ってくんですね。初めて見たときはぎょっとしましたけれども、それも大分慣れてきまして、夕方の時間なんかは、この辺は大変賑やかな感じになっております。

 次に、学校の沿革でございます。本校は大正12年に設立されております。前橋市岩神町。前橋にお出でいただいた方はお分かりかと思いますけども、今グリーンドームという、競輪が開催されてるドームがありまして、そちらが岩神町ということで、群馬県工業試験場の一部をお借りしまして、前橋市立前橋工業学校として開校しております。

 昭和23年に学校改革によりまして、群馬県立前橋工業高等学校と、現在の校名に改称をしております。

 平成16年、ここが前橋の東部なんですけども、この現在地に全面移転しております。

 群馬県では、県立前橋高等学校と区別するために、前橋工業はマエコウ、前橋高校はマエタカというふうに呼んで、区別をしております。

 ことし創立94周年を迎えます。

 県内では高校野球の名門でもありまして、かつては甲子園の常連でありました。甲子園ベストフォーに3度進出しております。プロ野球選手も数多く輩出しております。最近は、群馬県では、桐生第一さん、前橋育英さん、健大高崎さんなど、県内の私学勢が甲子園でも大活躍しておりまして、高校野球ファンの方はご存じの方、たくさんいらっしゃると思いますけども、前工の今後の復活を期待する高校野球ファンも大勢いらっしゃいます。

 また、本校は多くの著名人を輩出しておりまして、第17代前橋市長も前工出身者であります。

 本校の校訓は、「高きを仰ぎ最善を尽くす」であります。より高みを目指し、懸命に努力をするという意味のこの校訓は、前橋工業高等学校関係者であれば、誰一人として知らない者はいないと言っていいほど、卒業生や教職員、そして在校生に愛されています。群馬県内の企業のホームページ見ると、この校訓を座右の銘にしている、そういう会社もたくさんあります。

 本校の教育目標でございますが、工業高校であるというところから、工業の専門教育と普通科の普通教育の調和を図り、社会の形成者として必要な資質と能力を開発伸張させ、平和で文化豊かな国家および国際社会の発展に寄与する人材を育成するという目標を立ててございます。

 また、工業高校で非常に大切なこと、ものづくりという精神を通しまして、「豊かな人間性の育成を図り、将来のスペシャリストとして高い専門性を有し、勤労と責任と強調を尊び、創造的能力、実践力のある人材を育てる」としています。

 校歌の中に「今ぞ日本の産業に一道の光添ふるなる」とあります。日本の産業界のお役に立てるように、いうことで、このものづくりの精神が生徒に深く浸透し、県内外の産業界で多くの卒業生が活躍しております。

 学科構成をご紹介させていただきます。全日制と定時制がございます。全日制は、機械科2クラス、電子機械科、電気科、電子科、建築科、土木科と6科7クラスで構成されています。生徒は、女子119名を含め、831名です。

 以前は、私が高校へ行っていたときのような年代には、女子生徒はほんとに少なくて、そういう状況だったんですけど、今は建築を志望するとか、いろんな志望をする女子生徒も増えておりまして、大分活気のある編成になっております。

 定時制は、機械科、建築科の2クラスでございまして、生徒数は女子9名を含む99名となっております。

 職員数も、全日制が94名。これは工業科の先生と普通科の先生合わせてですけれども、94名。定時制が21名と、県内でも有数の大規模工業高校と言えると思います。

 本校の取り組みですが、やはり技術に特化している取り組みが多いんですけれども。まず熟練技能者やものづくりマイスターによる授業等が挙げられます。

 本校では、生徒に基礎的・基本的な知識や技能を確実に習得してもらうため、創意工夫のある授業づくりを目指しておりまして、今お話しした、1つ目が熟練技能者やものづくりマイスターによる授業ということなんですけども。

 皆さん、卓越した技能者、現代の名工、という表彰制度をご存じでいらっしゃいますでしょうか。たまにテレビで現代の名工というような形で人間国宝の方とか、いろんな方が出てくると思いますけれども、この制度は、卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させ、もって技能者の地位および技能水準の向上を図るとともに、青少年がその適性に応じ、誇りと希望を持って技能労働者となり、その職業に精進する気運を高めることを目的とするという制度でございまして、厚生労働大臣がこの表彰をいたします。群馬の名工の中には、本校出身者も何名もいらっしゃいます。

 本校では、現代の名工、群馬県優秀技能者の方々による製図の授業をはじめ、県内の企業を退職された熟練工の方々と教職員とが一体となって、溶接や旋盤の授業などを行っております。生徒も、熟練工の技を目で見て直接吸収することができて、名工の方々に自分の将来像を重ね合わせる、そういったこともあるようです。

 次に、地域への取り組みということで、地域の学校開放講座としてこれまで、次のような講座を開催してまいりました。

 平成23年、24年度には、楽しく環境について学ぶことを目的にした水質環境調査。この、先ほど冒頭お見せした学校の風景見ていただくと分かるように、田園がたくさんありますので、川もあって、いろんな水質調査。これ、実際に授業でも土木科なんかでやってますけども、こういったことを知っていただくと。

 それから、平成25年26年度は、こどもロボットづくり、こどもコマづくり。これは、ものづくりの原点のようなことですけども、こういうことで子供に興味を持ってもらいたい、いうようなこと。

 それから、平成27年度は、こどもライトづくり、こどもイライラ棒づくりというのをやっております。

 昨年はものづくり教室で、マイコンレーサー、こういったものをやっております。

 この活動は、地域の方にマイコンの技術教育やものづくりの素晴らしさを知っていただきたいということで、将来技術者を目指そうとする若者の発掘にも一役買っているというふうに思っております。

 次に取り組みですけども、本校の建築科では、群馬県の山で採れた木、県産材を活用したものづくりにも取り組んでおります。

 冒頭見ていただいた学校の隣に石関公園という公園がありまして、ゲートボールとか、そういうもので賑わっておりますが、この平成25年度には、群馬県の県花でありますツツジの花びらをモチーフにしたあずまや、これを建築科の生徒と先生で共同で作りまして、本校西の石関公園に設置しております。

 ご覧になっているこの写真は、平成26年度に世界遺産に正式登録された富岡製糸場近くの広場に瓦ぶきの木造平屋建て、いうことで設置いたしました。

 皆さん、これ、高校生が作ってるんです、設計をして。素晴らしいと思いませんか。これをプロの大工さんに頼むと、うん百万という費用がかかると思います。お金のことではなくて、工業高校の生徒っていうのはこういうことができるんですよ。ぜひ、知っていただきたいなと思います。こういったところにこういうものを作るというオファーを頂けるということも光栄かなというふうに考えております。

 次の取り組みですけども、本校では上級学校との連携を行っております。これにより、高校で学んだ知識、技術、技能を発展させたり、進路意識を高めるということができます。群馬自動車大学校という自動車整備の学校がありますけども、原動機実習の一つとして、エンジンの整備、点検、点火タイミング等々、車の整備関係の実験や設備の見学を行っています。前橋産業技術専門校では、技能検定に向け、フライス盤と言っても分かりにくいかもしれませんけど、そういった授業も行っています。中央工科デザイン専門学校という学校では、3DCADを使用しまして、それぞれの部品を結合して製品を作るアッセンブリっていう組み立てですね。そういった実習も行っています。

 また、建設業協会の出前授業、それから株式会社富士重工業。皆さんもよくご存じのスバルの車を作っている群馬でも超大手企業の1つですけども。その会社の技能五輪デモンストレーション。それから、こちらも上場企業のサンデンホールディングスという会社があるんですけども、こちらの知的財産、弁理士派遣などの企業連携もしているという状況でございます。

 次の取り組みは、インターンシップであります。インターンシップという制度は、望ましい職業観や勤労観を育成する目的のために行われておりまして、企業へ行って勉強してくる、そういう取り組みであります。長期インターンシップといいますと、1~2週間程度就業体験をしまして、昨年は27名が15の企業に参加して実際に作業したり、企業の文化に触れたりしております。短期インターンシップは3日間程度の就業体験で、150名が50の企業に参加しました。それ以外にも、工業高校ですので、いろんな資格取得を推奨しておりまして、小型クレーンの免許を取りに行くとか、いろんなことの資格取得を紹介しておりまして、生徒もこれに一生懸命取り組んでいます。

 こういった取り組み以外にも、ジュニアマイスター顕彰制度、こういう制度がありまして、生徒自らが積極的に取り組んでいます。ジュニアマイスター顕彰制度というのは、2001年4月から施行されました社団法人全国工業高等学校長協会、全工協会主催の顕彰制度であります。全国の工業系学科、それから工業高校に在籍する高校生が、各種の国家資格、検定を取得した場合に、そのポイントによりましてジュニアマイスターゴールド、こういう称号を授与するもので、工業高校ならではの取り組みです。ジュニアマイスターゴールドを持ってますというところはかなり就職にも有利になりますし、ゴールド・シルバーが取れなくても、こういった資格を取得しましたということは非常にPRができるという部分でございます。

 次に、生徒の進路状況でございます。先ほどの大宮東さんとは大分違いまして、工業高校、実業高校ですので、就職が多いと。ここ数年は就職が6割、進学4割となっています。就職先は、こちらにお示ししてるのは、県内の有名な優良企業です。

 NSKという会社、皆さんご存じだと思います。富士重工業、それから株式会社みつばというのも有名な会社ですね。自動車の部品を作ってます。関電工も群馬県の電気関係で言えばもう関電工というぐらいの人気でありまして、昔ゼネコンと言いましたけども、佐田建設等々、こういった県内の優良企業に就職しております。

 ちなみに昨年の求人数ですけども、県内から714名。県外902名。合計1,616名の求人数がありました。生徒数が1学年250名ほどですので、就職を希望しない生徒を含めても6倍以上。就職だけの生徒に限って言えば、1人に対して10倍ぐらいの求人が来てると。これは非常に恵まれた環境だなということになっています。就職にはとても恵まれております。これも本人の勉強次第というところでございますけれども。

 こちらは、平成28年度の地区別就業内定者数を示したグラフであります。ご覧のように、地元の企業への就職が8割を占めています。今年度もこのような傾向となっています。

 前橋工業高校の求人状況は、入社試験、1回目の内定率が90%以上。最初の試験でほぼ9割の就職希望者の内定が決まっております。最終的には、毎年100%。必ず、就職希望者は就職できてる、という状況です。

 それから、4割の進学者ですけども、主な進学先、このような大学に進んでおります。群馬大学、前橋工科大学。これは、工業の専門の大学ですけども。そういった専門の学科に進んでおります。私立の大学では、こういった所にも進んでいるというところでございます。

 次に部活動ですが、本校は部活動も大変盛んでありまして、毎年のように全国大会に出場する部活動があります。男子新体操部。それから自転車部。空手道部は群馬県屈指の名門でありまして、全国大会の常連でございます。自転車部からは多くの競輪選手。前橋競輪がありますけども、多くの競輪選手を輩出しております。野球部は、先ほど紹介したとおりですけども、冒頭桒原副校長からお話がありましたとおり、今日校長はそちらの開会式に出ております。群馬県高野連の会長は前工の校長先生が務めるのが慣例となっております。きょうは、群馬県高野連会長として出席されていると思います。

 昨年の成績ですけれども、空手道部はインターハイで、男子個人型が準優勝。国体では、空手の型5位。全国選抜では、男子型3位、個人型5位と入賞しました。自転車競技部では、インターハイで、競輪が5位、個人ロードレース6位となっております。国体では、チームレースで優勝しております。

 また、定時制のサッカー部も全国大会出場というふうに、活躍しております。

 ことしの関東大会には、空手道部、自転車競技部、新体操部、少林寺拳法部が出場しております。昨年連覇しました新体操部は、今年惜しくも準優勝でございましたが、全国大会での活躍が期待されます。空手道部は、男子団体型・組み手ともに5位入賞。女子団体型準優勝。個人型3位と健闘いたしました。自転車競技部はポイントレース8位入賞を果たしております。

 運動部以外の活動をご紹介させていただきます。各科研究部の活躍です。建築研究部は、高校生ものづくりコンテスト木材加工部門で、関東大会で準優勝しております。若年者ものづくり競技大会では、平成27年度の全国優勝に続き、昨年の平成28年度には全国3位で厚生労働大臣賞を受賞しております。工業高校ならではの各科研究部も、全国を意識した熱心な活動が展開されております。

 さて、これからPTAの紹介をさせていただきます。本校のPTA活動は、5月中旬に行われますPTA総会からPTA実行委員会。県下一斉マナーアップ運動。PTAニュースの発行。それから先ほどもお話に出ておりましたけど、PTA視察研修は、一般のPTA会員である保護者も多く参加する行事でございます。毎年工学系大学や技術系学科を視察し、会員の進路決定の参考と相互の交わりを目的としております。

 また、3年に1回行われる前工祭への参加。それからマラソン大会のときに、先ほど給水のお手伝いというようなお話もありましたけれども、このときは私どもでは豚汁を作りまして、生徒・先生に配布しております。

 PTA組織につきましては、お示ししたとおりです。実行委員と呼ばれる本部役員なんですけども、こちらで会長以下、副会長、書記、会計監査等で構成されてます。クラス代表の常任委員は5つの委員会に分かれまして、PTA行事や学校行事等の活動に協力しています。

 進路模擬面接というのを、学校と協力してやっております。3年生の進路の模擬面接を19年からやっておりまして、先生方とPTAが一緒になって個人の面接をしております。

 それから、あいさつ運動は昨年から始めまして、校門であいさつをするということをやっております。

 これは前工祭の風景なんですけども、3年に1度前工祭が開催されます。これは、そのときにPTAのコーナーとして、PTAカフェとして、喫茶コーナーを運営した様子です。前工祭は、工業高校ならではの専門技術を駆使したキーホルダー、こんなものも販売しておりまして、普通高校では見られない、そういった技術的な側面も見れて、楽しい催しだと思います。

 それから、これがPTA活動のメインと言えばメインなんですけども、学校行事であるマラソン大会のときに豚汁を作成しています。本校の硬式野球グラウンドの広場で約1,000食分の食材を準備し、作成します。

 豚汁づくりは、20年前の平成9年の体育祭で提供いたしまして、それ以降ずっとやっております。この豚汁づくりで使っておりますこの大釜ですけども、これは石原裕次郎率いる石原軍団で炊き出しをする釜と同じ大きさということでございます。私、最初、これも学校の生徒が作ったのかなと思って、前工生は素晴らしいなと思っていたんですけども、これは買ってきたもので、この釜を運ぶ台車を前工生が溶接で作ったということでございます。

 豚汁の材料等1,000食分を毎回用意しております。豚汁を作成して、子供たちに食べさせるということで、もう何年もやってますけど、毎年味が違います。なかなか、レシピもありますが、レシピどおりにいきません。

 こちらは、豚汁の配給です。まさに配給という感じで、これから配るぞというときには、1年生、2年生、3年生という長蛇の列がありまして、食べ盛りの子供たちがお代わりも兼ねてどんどん来るという状況です。

 すみません。ちょっと長くなりましたが、まとめでございます。

 地域の、まずPTAと学校の連携ということでは、3つの要素を考えております。まず、地域との交流ということで、地元企業や大学との交流。また熟練技能者の力を借りたスペシャリストの育成など、地域の力を必要としている。

 次に、あいさつ運動や面接指導、豚汁の給食作成など、PTA活動を通じて子供たちの健やかな人間形成を願い、一緒に守り育てることを目指した保護者の力。また、毎日の授業や資格指導。さらには部活動の指導等さまざまな活躍の機会を作ることで、時代を担う人材を育てる学校の力。子供たちを取り巻く「地域」「保護者」「学校」がまさに三位一体となって、これからも子供たちの成長を温かい目で見守り続けていこうと思っております。

 全ては生徒のために。この思いを保護者と共有し、これからも尽力していく所存でございます。

 ご清聴、ありがとうございました。

桒原:ありがとうございました。

 それでは、ご意見、ご質問、ご感想等、お寄せいただけるとありがたいと思います。いかがでしょうか。

 真ん中のやや後ろのほうに、1人、挙手していただいてる方がいらっしゃいます。よろしくお願いします。

越谷北高等学校PTA会長:埼玉県立越谷北高等学校PTA会長クモシカエと申します。

 本日は発表、ありがとうございました。

 質問なんですけれども、子供を就職をさせるっていうことが多分、高等学校では最大のゴールだと思ってるんですけれども、残念ながら、私自身PTA会長をしながら、一般企業で勤めてはいるんですけれども、就職をして、離職をする方も結構いるんですね。お聞きしたいのは、離職率。就職してからの離職率っていうのが把握されているのかっていうことと、あとインターンシップをやっているので、多分そういったことを承知した上で就職試験を受けると思うんですけれども、離職をしないための指導っていうのは具体的にどのようなことをされているのかなっていうことが知りたいので、お伺いさせていただきました。よろしくお願いいたします。

桒原:ありがとうございます。

 最初に、高校を卒業した後の離職率ということですが、私どもにとっては最大の関心。またこのことが、今後どう関わるか。いろいろな問題がここには潜んでいるというふうに思います。調べたところ、本校では27%ということで、全体を見ると、高校生の離職率の割合からすると、かなり低いということが言えるかと思います。

 他の高校の離職率の調査については手元にはないんですけれども、本校は就職をした後の離職率が極めて低いということが一つの成果としての表れかと。

 そのために、在学期間にどういう指導をしてったらいいか。特に進路指導との学年との連携を図りながら、地元企業との連携。それと学校の周辺にも専門学校等々ありますので、専門学校との連携。また熟練技能。外部講師。さまざまな形での連携を図りながら、インターンシップを通じて自分の適正を理解すると。インターンシップの中には、自分には合わないかもということも含めて、その経験を在学中にすることによってより明確になるだろうというふうに考えています。

 あともう一つは、機械科のインターンシップ、企業30社の方をお招きして、協力を頂きました。昨年からのインターンシップではあります。全員の生徒がそのインターンシップに参加するわけですが、インターンシップをした後に、やりっ放しということではなくて、事前指導とインターンシップの目的をよく理解しながら、終わった後もしっかりと事後指導をしております。そして、それを報告書という形でまとめ上げて、もう1年前になりますけども、現在もそのインターンシップで学んだことのレポートを大きく広げたものを校舎内に掲示しております。そして、その中から優れたものについては、優秀賞ということで掲げています。

 ただそれだけではなくて、その掲げた職業がやがて1年後、自分が思う職業とマッチしてるかどうかということも、今後検討していきたいと思っています。

 自分の職業観というものをより深いものにするために、進路のほうではことしも27名の卒業生を迎えて、先輩からのアドバイスを頂いています。企業からも、多数の方々。特に本校の卒業生の方も、地元ということもありまして多いんですが、かなり熱く語っていただいております。そして、本校は、やはり遅刻・欠席が少ないと。それは、就職に極めて大きな影響があるんだということをよく理解しているが故だと思います。

 そして何よりも、大宮東高校さんからもありましたけども、笑顔で元気にあいさつができるということの大切さということを非常に良く理解して学校生活を送っているかなと思っています。

 以上ですが、よろしいでしょうか。

越谷北高等学校PTA会長:はい。大変分かりやすい説明でした。ありがとうございました。

根橋:学校の取り組みとは関係ないんですけれども、離職率を下げるという意味ではほんとに学校にご尽力いただいて、素晴らしい教育をしていただいています。

 それ以外に、私は、一般の企業人として県内の各企業の方とよく話すことがあるんですけども。大手の企業には、前工会という、職員の中で前工OBの会がある企業が結構あります。そこで定年間近の大先輩から2~3年前の先輩まで、そういった形で、みんなが前工の卒業生を見てくれるというところで、卒業生が2万人ぐらいいますので、県内にいろんな所に前工のOBがおります。そういった環境もみんなで前工生を見てやろうということも、離職率が低い要因では多少あるかなというふうにも考えます。

桒原:では、続きまして何かご質問、他にいかがでしょうか。右側のほうですね。中央になります。

ナカムラ:こんにちは。鶴見総合高校副会長をやらせていただいておりますナカムラです。

 お聞きしたいのですが、マラソン大会のときに豚汁を作るときに、お手伝いの方が60名ほどいると書いてありますけども、どのようにしてお手伝いの方々を集めているんでしょうか。

根橋:組織の中で少しご説明させていただきましたけれども、本部役員と言われる実行役員が十数名おります。こちらが中心となって段取り等するわけですけども。それ以外に、各クラスに2名ずつクラス委員さんというのがいます。7クラス14名で3学年ですから、42名ほどいらっしゃいます。その方々にご協力をいただきまして、運営をしております。

 そのクラス委員さんは、基本的に材料の下ごしらえや配給等をやっていただくと。実行委員のほうで運営状況を見ながら、いろいろ仕切っていくという運営状況でございます。

ナカムラ:改めて、お手伝いの方とかを、皆さん、募集するんでしょうか、そのときに。

根橋:いえ。もうクラス委員の仕事としては、マラソン大会の豚汁づくりありますよということで周知しておりますので。もちろん正式に文書でお声掛けしますけども、協力的に皆さん、お手伝いいただいております。

ナカムラ:分かりました。ありがとうございます。

桒原:続いて、いかがでしょうか。

 また、ご感想等も合わせていただけるとありがたいと思います。よろしくお願いいたします。

セイノ:千葉県から来ました姉崎高校のセイノと言います。

 発表してくださった根橋さんに質問したいんですが。

 とても優しい口調で、とても聞きやすく、言葉のはしはしに前橋工業高校への愛がたくさんあふれてるのが分かりました。日々の学校の取り組みで、子供たちが社会に出るまでの自己肯定感をたくさん培われているんだなというのもたくさん伝わってきました。

 根橋さんに質問なんですが、お子さんを、4人いる中でお2人、前橋工業高校に在学させたということだったんですけれども、入学させてほんとに良かったと思う点を。私も4人子供がいるので、4人の親の先輩としてお聞きしたいなと思って。よろしくお願いします。

根橋:良かったかどうかというか、入る過程が非常に微妙なんですけども。もちろん、中学校で勉強してる中で、自分の行けそうな高校っていうのはどこだっていうのは分かってくるわけでありまして。3年のときに、県立高校で行けるとこどこだろうというふうに探しまして、次男のときは前工の土木科がぎりぎりなんとか入れるかな、いうところで、今まで私も妻も縁もゆかりもない工業高校に入ることになったんですけども。

 前工に入って良かったというのは、まず。次男は今、群馬県の職員で、土木事務所で仕事をしてるんですけども。公務員の就職で、群馬県は高校卒業者を土木系で5人採用するんですね。その枠になんとか入れたということで、土木は公務員に近いなというところがあって。ほんとは警察官になりたかったみたいなんですけども、警察官のほうは落ちましたが、県の職員になれたということで、そういう意味ではほんとに前工のおかげというふうに思っております。

 三男も同じような理由で、なんとか前工に入れたという状況であります。それで、今電気科なんですけども、ほんとに次男も三男も数学が苦手で、工業高校大丈夫かと思いましたけれども、やっぱり自分でそういう専門教育を受けて、実習を受けて、自分のやった成果が形になる、結果になる。こういった成功体験を積み重ねますと、あ、僕も電気の道でやっていこうという思いが芽生えてくるようです。

 ですから、ほんとに工業高校というのは、3年間でものすごい技術をいっぱい教わります。社会人になって例えば工場で働くといったときに、その技術をもうほぼ習得してるっていうのも大きなアドバンテージですし、あとは作業する際の安全管理。これに対する意識がやっぱり全然違います。こういうことすると危険だとか、そういったことを高校時代しっかり教わって、卒業しますので、そういうところは企業にも求められてる部分なんだなと思います。

 私の子供の場合は、ほとんど私は子育て自体は妻に任せておりますので、あとは子供を喜ばせて、頑張らせるという仕事に徹しておりますので、結果オーライということでございます。

ナカムラ:素晴らしいです。

根橋:回答にはなってないかもしれませんけど。

ナカムラ:ありがとうございました。

 

 最後のPTA活動、楽しまれてください。

 ありがとうございます。

根橋:ありがとうございます。

桒原:それでは、最後にもう一方、いかがでしょうか。

 それでは、ないようですので、以上で群馬県立前橋工業高等学校の発表を終わりとさせていただきます。ありがとうございました。

赤羽根:前工の皆さん、ありがとうございました。

 それでは、ただいまの群馬県立前橋工業高等学校の発表に対して、ご助言を頂戴いたします。

 神奈川県教育局高校教育課グループリーダー兼指導主事・蘇武和成さま、お願いいたします。

蘇武:ただいまご紹介いただきました、私、神奈川県教育委員会高校教育課の蘇武と申します。よろしくお願いいたします。

 本日は、前橋工業高校の発表ということで、大変素晴らしい発表をお聞きすることができたということでございます。誠にありがとうございました。

 発表をきょうはお聞きになって、皆さん、どうでしたでしょうか。私は今、行政というところにいるんですけども、学校関係者っていうことから考えると、やっぱりPTAとどういうふうに連携していったらいいのかっていうところっていうのは、非常に大きな学校教育を向上させていくための大きなポイントになるというふうに考えております。

 そういう中で、きょうは連携をどういうふうに行っていったらいいのか。連携をすることによってどういうことが待ってるのかってなことに関して皆さんと一緒にこうやって考える素晴らしい機会なのかなっていうふうに思いながら、お話を伺っておりました。

 前橋工業高校さん、まさに伝統を生かして、工業ならではの取り組みというものをほんとに展開されている。歴史がありますので、ほんとに歴史的にさまざまな取り組みをされてるというのは、ほんとに一つ一つが意味があることに取り組まれてるんだなっていうことを、お話をお伺いしながら、すごく一つ一つ素晴らしいなというふうな思いで聞いておりました。工業高校ならではのっていうところはあるんですけれども、どういう講習であっても、PTAと学校がどういうふうに連携するかっていう根底の考え方っていうのは変わらないんじゃないかなってことをお聞きしてて、すごく感じたところでございます。

 例えば私のほうから1つ短くお話を差し上げると、今高校教育っていうのがどうなってるかっていうところなんですけども。

 実は、国の教育っていうのは10年に一遍、教育課程が大きく変わるんですね。学習指導要領っていう言葉って聞いたことおありかと思うんですけども。その学習指導要領が、今年中に改定されます。10年前に改定してるんですけども、ことしは実はそういった意味では、高校教育にとっては非常に大きな一歩を踏み出す年になるっていうふうに言われているところなんですね。高校教育の新しい在り方っていうところで、国から出されているのが、端的に言うと、外部リソースをもっとしっかり活用していきましょうってことが1つ。それは、PTAとの組織の連携ってことをより図っていきましょうっていうことにもつながるかなっていうふうに考えています。

 もう1つは、実は、これ、なかなか難しい話になっちゃうといけないんで、簡単にお話ししようと思うんですが。資質・能力を育成するってことが非常に大きく言われております。例えば簡単な例でいきますと、数学で、皆さん、思い出していただきたいんですけども。例えば三角関数とか二次関数ってのは高校数学であるんですね。今までの学校現場では、教員は、三角関数や二次関数を内容として教えるわけですよね。三角関数や二次関数、ちゃんと定着できてるかな、学習できてるかなってことでやっていくんですけども、これからの教育は、今、資質・能力ってお話を差し上げたのは、実は三角関数や二次関数を子供たちが学習することによって、どんな力が付くのか、どんな変化があるのか、生徒、子供に。そういったことをしっかり見ていきましょうっていうふうな教育に変わってきてます。そういう意味では、これからのPTAと学校の連携した活動、一つ一つの活動もぜひそういったところを確認しながら、学校と連携をしながら進めていただくとよろしいかなというふうに思います。

 私、先ほど聞いてた話で1つすごくびっくりしたのは、さまざまな取り組みをされてる中で、面接のところをPTAの方々にお手伝いいただいてるとこありましたよね。これ、すごくびっくりしたんですね。あんまりない取り組みなのかなって思います。なかなかやっぱり、面接指導っていうと教員がやるものっていうような、そういう固定観念があるので、PTAの方々にそういったこともお手伝いいただいてるってのは素晴らしいことだなっていうふうにすごく思いました。

 その中で、このシートに書いてあるんですけども、コミュニケーション力を育成することを一つやっぱり主眼にしてるという記載があったんですね。ここだと思いました。つまり、今資質・能力の話を差し上げたんですけども、いろんな行事があります。いろんな連携をしてますって中で、それぞれがなんのためにやってるのか。子供たちのために何が役立つのかっていうことを、私たち学校関係者とPTAの方々がお互い意識して、共通理解を図りながら進めていけるかどうかってすごく大事だと思うんですよね。そういう意味で、先ほどの面接っていうのが、単に面接をお手伝いするってことじゃなくて、そこには子供たちのコミュニケーション力を付けるんだっていうことの目標をしっかり共有されてたんですね。

 1つ、ご存じの方も多いと思うんですけども、企業が学生に何を求めるかってことの第1位が、圧倒的にコミュニケーション力なんですよね。そういう意味でも、そういった力の育成を通じて子供たちを育てていくんだっていうようなことが、PTAの方々と学校関係者が共有できたときに初めて、非常に大きな意味になるのかなっていうふうに思いました。そういう意味で素晴らしい取り組みなんじゃないかなっていうことをすごく感じた次第でございます。

 最後になりますけども、一番最後のこのシートにもありますとおり、とにかく三位一体でもって、主役が子供なんだ。先ほど根橋さんの言葉でありましたけども、全ては生徒のためにっていうことをおっしゃったんですね。もうここかなっていうふうに思いました。学校教育に携わるわれわれが教育を頑張るのは当たり前ですけども、保護者の方が普段お仕事があったり、さまざま、ご家庭があってお忙しい中で、学校の教育に参画していただきながら連携して、なんのためにこれだけ苦労していただいてるのか。全ては子供たちのために。生徒のために。ここに集約されるのかなというふうに思いました。そういったことを共有しながら、ぜひ今後も連携しながらやっていければ、日本の教育っていうのはどんどん良くなっていくんじゃないかなっていうふうに、ほんとにそういうことを感じた発表だったなっていうふうに思いました。

 きょうは、ありがとうございました。

 以上でございます。

赤羽根:蘇武さま、ありがとうございました。

 それでは、ただいまをもちまして、群馬県立前橋工業高等学校の発表を終了いたします。

 皆さん、どうもありがとうございました。会場の皆さん、拍手をもって、お願いいたします。

 以上をもちまして、第1分科会「学校教育とPTA」をテーマにした研究協議は全て終了となります。

 会場の皆さま、今発表いただきました2校の皆さま、そして助言者の方々に、今一度大きな拍手をお願いいたします。

 ご参加いただいた皆さまには、この会が皆さんにとって有意義な時間であったことをお祈りいたしまして、分科会の終了とさせていただきます。長い時間、ありがとうございました。

 この後、冒頭申し上げましたように、引き続き、関東地区大会神奈川大会の閉会式を行いますので、すぐ準備できますので、そのまま、どうぞお待ちください。

<会場準備>

 それでは、準備が整いました。

 これより、第63回関東地区高等学校PTA連合会大会神奈川大会の閉会式を行います。

 閉会にあたり、関東地区高等学校PTA連合会副会長、埼玉県連平成28年度会長、成田元彦よりごあいさつ申し上げます。

成田:ご来場いただきました皆さま、こんにちは。

 私、埼玉県連前会長で、今関東高P連副会長。関東高P連副会長は、この関東高P連の終了をもって任期とするとなっておりますので、あと数分で、私、終わるんですけども。すみません。

 第1分科会、ご発表いただきました埼玉県立大宮東高等学校ならびに群馬県立前橋工業高校の皆さま、どうもありがとうございます。

 私、昔から自転車乗ってまして、思い出したんですけど、1990年に前橋で自転車の世界選手権というのがあったんですね。ですので、そんなこともあって、前橋工業高校さん、自転車競技盛んなのかなと思いました。

 それと、根橋さんがおっしゃってたのが、マエコウなのがマイコウと聞こえて、どうもそれだけ愛がこもってるなんてちょっと思いました。

 また、この大会を主管してくださいました神奈川県高等学校PTA連合会の皆さま、大変どうもありがとうございます。改めて感謝申し上げます。

 皆さん、この神奈川大会はいかがでしたでしょうか。この2日間で得た学びを、ぜひ学校また家庭で生かしていただければ、関東高P連の役員一同、望外の喜びということになるかと思います。

 また、この第1分科会は、「家庭教育とPTA」ということがテーマでございまして。学校教育というのは、先生方だけでも成立はするんだと思うんですけど、やはりPTAのきょうお集まりのような皆さま方のお力添えがあって、より教育の効果を上げられる。従って、生徒もその力を存分に伸ばすことができるというふうに私は思っております。ですので、今後も皆さま方、それぞれの学校でPTA活動にご尽力賜れば大変ありがたいと思っております。

 冒頭、赤羽根さまから、こんな所に座ってないで、横浜の街に繰り出して、なんて始まる前から言ってて、皆さんいなくなっちゃったらどうしようと思ったんですけど、そんなことなくて良かったなと思っております。

 2日間にわたりました平成29年度第63回関東地区高等学校PTA連合会大会神奈川大会、これにて全ての日程、終了といたします。

 どうぞ、お心置きなくお出掛けください。

 では、終わります。

赤羽根:それでは、参加の皆さま、以上で大会の全日程が終了となります。

 また来年、栃木でお会いできることを楽しみしております。

 お気を付けてお帰りください。

 ありがとうございました。

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